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住まい

あなたは惑わされていない?修繕積立金の落とし穴

マンションは管理を買え」という言葉があるくらい、日々のメンテナンスや定期的な修繕は、住みやすさはもちろん、住まいの価値にも大きな影響を与えます

このメンテナンス、修繕を行うためには、毎月、管理費・修繕積立金の支払いが必要になります。

では、その金額はずっと同じなのでしょうか?

もし、同じ金額がずっと続くと想定していて、且つ、月々の支払いがぎりぎりの場合には、注意しなければならないことがあります。

一生同じ金額とは限らない「修繕積立金」

当たり前のことですが、建物は、時間の経過とともに徐々に古くなっていきます。

色々なところにガタが来るので、予め立てている計画を元に修繕をします。

しかし、修繕をしたからと言って、新品同様になるわけではないので、修理するのにかかる費用が、だんだんと増えていきます

そのため、マンション購入当初の修繕積立金が、将来的な費用も見越した上での金額でない場合、毎月の支払額が上がることになってしまいます。

2種類の積み立て方法

修繕積立の方法には、以下の2種類があります。

もし、②が採用されている場合、将来的に月々の負担額が増えるので注意が必要です。

①均等積立方式

将来に渡って定額の修繕積立金を徴収する方式

均等積立方式
※国土交通省 マンションの修繕積立金に関するガイドライン

メリット

毎月の負担が将来的に変わらない
修繕積立金の不足が生じにくい

デメリット

初めのうちは、使用する修繕積立金の額よりも多いため、多額の資金を管理しなければならない


②段階増額積立方式

修繕資金の支払額に応じて積立金を徴収する方式

均等積立方式
※国土交通省 マンションの修繕積立金に関するガイドライン

メリット

当初の負担額が小さい
多額の資金の管理の必要性が低い

デメリット

積立金の増額に対して、区分所有者間の合意形成ができず、修繕積立金が不足する場合がある

まとめ

現状は、段階的に金額が引き上げられる段階増減積立方式が多く採用されています。

その理由の一つに、マンションの購入者が月々支払う費用を安く見せ、売りやすくしたいという不動産会社の事情があります

実際、月々の支払額が安い方がありがたいと考える人は多いでしょう。

しかし、計画していた増額の合意が取れず、満足な修繕ができないのでは意味がありません。

また、増額を把握できていなかったために、生活が苦しくなる可能性もあります。

見せかけに惑わされることなく、将来的な支払額も踏まえた上で、無理のない物件選びをすることが大切です。

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